坂本木材建設

ブログ

2017.11.20

攻め×守り=現実

何年も前に買った住宅雑誌。

お気に入りの建物が掲載されているものはいつでも見直しできるように本棚に保管してあります。

久しぶりにパラパラとページを捲りますとある特集記事に目が止まりました。

そこにはこう書いてありました。

施主さんの要望は【攻め】×【守り】=【現実】で考えること。

「攻め」とはオーダーメイド(自分らしさ)の追求…自分がうっとりできる間取、見た目。子供への配慮がなされた空間。友人に自慢できるデザイン。
「守り1」とは機能・性能を損なうことへの不安…暑い寒いは嫌。すぐ壊れるのは勘弁。使いづらい、散らかりやすいは論外。
「守り2」とはイニシャルコスト・ランニングコスト上昇の不安…ローンを増やしたくない。10年はノーメンテで。旅行や趣味の費用も残したい。光熱費の上昇は避けたい。
家を建てる施主さんが皆思っていること。

しかし、すべての要望を満たすことはなかなかできるものではありません。

だから攻め・守りの重なり合うところで現実の落とし所を見つけていく作業が必要なのです。

その時は工務店と施主さんの双方の理解や共感が大切だと思うのです。

家の満足度を左右する基本的な部分です。

2017.11.13

茶の間

先日テレビで萩本欽一さんが自身のテレビ番組のことを語っておられました。

話の中で「お茶の間」という言葉が何度も出てきました。

そういえば昔はよくテレビで「お茶の間のみなさま!」なんて呼びかけがあったような・・・

「茶の間」とは和風住宅で食事と家族のだんらんに使われる畳敷きの部屋。

食器棚や茶箪笥があって冬にはこたつがつくられるイメージです。

たまに何処にいれば居心地がいいんだろう、という間取の家を見ることがあります。

一見普通なのですがどうも座りが悪いと感じる家。

おそらく茶の間的な場所がないのです。

今ならLDKが茶の間でしょ、と思ったりもします。

しかし最近のLDKは広いので物の配置や人の居場所をちゃんと考えないと体育館に住んでいるようなくつろげない家になってしまいます。

テレビのホームドラマなんかでも家族が何気なく集まるのは茶の間的なリビングやダイニング。

ドラマを製作する人は「この場所を家族のだんらんの場所にしよう」と思って家のセットをつくっているはずです。

私たちの住宅も同じように考えるべきだと思うのです。

2017.11.06

家が揺れる

近所で何かの工事を始めたのか重機が動く音がします。

同時に我が家の二階が揺れ始めました。

何処で工事をしてるんだろうと思い外へ出ますと30m以上離れています。

結構遠いのです。

恐るべし、ユンボのパワー。

それにしても地盤改良(柱状地盤改良)を施してあるのに我が家は揺れすぎなんじゃないか・・・

気になってネットで調べてみました。

結果、私の予想とは違い、柱状改良は交通揺れなどにはあまり効果がないのだとか。

確かにうちは通りに面しているので大型車が通るたび、結構揺れます。

すなわち柱状改良は不同沈下に有効だけど交通揺れに関しては過度に期待できないということなのです。

以前、表層改良を2.5m施した施主さんが「ダンプが通っても揺れなくなりました」と言っていたのを思い出しました。

確かに巨大な人工地盤を作り出す表層改良のほうが揺れには有効だと思います。

ひとつ分かったことは揺れと沈下は少々違うのだということ。

何年も前に「地盤改良面の下に軟弱層を残さない」というふうに地盤改良の考え方が変わり、表層改良が減り、柱状改良が多くなりました。

職人さんが「2m改良したらほとんど地盤沈下はないと思うんです」と言っていたのが記憶に残ってます。

私にとっては揺れが少ないほうがいいから表層改良にすれば良かった・・・

ただ残念なことにそれだと地盤保証は受けられないと思うのです。

工務店としては立場上、地盤保証が受けられるような改良工事を薦めざるを得ないというのが今のところ現実。

今後は地盤改良工事を施した住宅がいったいどのくらい不同沈下を起こしているのか検証する必要があると思うのです。

必要以上な工事は施主さんの負担にもなりますし、環境のためにも良くないはずです。